
キヨチ博物館は、1970年(昭和45年)生まれのキヨチ館長が個人的に好きなモノや文化ばかりを集めた場所です。
昭和は、1926年12月25日から、1989年(昭和64年)1月7日まで続いた時期となります。
昭和でも、戦前・戦後に近い治安も安定しきらない、モノや食料に恵まれなかった前期世代と、
平成に近い、家電やゲーム等の充実してきた後期世代では、音楽でも文化でも価値観でも異なるかと思いますが、
キヨチ館長は、後期寄りなので、昭和レトロ博物館でも、民芸品、農業や戦争関連、演歌という世界観よりも、
子供や若者文化に、アニメ、ゲーム、アイドル、ロック、マンガ、SF児童書・マイコン(現在のパソコン)のような比較的、現代に近い
子供や若者をワクワクドキドキさせたモノや文化を中心に集められています。
1970年代~2000年以前を中心に、キヨチ館長が、子供時代から20代を実際に生きていた期間に、ドキドキワクワクし、心動かされたものばかりを集結させました。
この時代を、リアルに生きた中の一人の、子供から青春時代を駆け抜けた男子の目に映ったモノや文化を垣間見られる場所です。
貧しい家がまだまだ沢山あった時代、暴力や権力がまかり通っていた時代、個人情報が出ても気にしない時代、男余りの時代、バブル時代で調子づいた若者や大人が収入の低かった外人を見下し闊歩した時代、就職氷河期、インターネットの時代、携帯電話の時代、スマートフォンの時代、大震災やコロナに惑わされた時代、リモートワークの時代、AIの時代と、波乱万丈の時代の波がギュっと詰まった人生を、様々な世代や価値観をもった人達が生きています。
キヨチ館長は、1970年生まれで良かったと思っており、その素晴らしい時代の流れの中で出会った、素晴らしい文化を紹介出来ればと思っています。
恐らく、1970年に、貧しい家で、それほど豊かではなく、今から比べると、十分にモノも娯楽も無かった時代に生まれことが、
そこから、急速にAIが出来るまでの間の、目まぐるしい技術や文化の発展の中で、次と次と出てくる多くの目新しいモノや文化を楽しめた最大のエッセンスになっていた気がします。
それこそ、「あやとり遊び」や「メンコ遊び」だって、とても楽しめる時代に生まれたので、そこに、テレビゲームやパソコンが出てくればワクワクして楽しめましたが、
モノの例えとして、逆に、テレビゲームやパソコンが生まれた時から普通にあれば、あやとり遊びは、それほど興奮はしなかったのではないかと思います。
豊か過ぎない時代に生まれ、そこから豊かなモノが出てくる事こそが、ほぼ漏れなく、これから出てくる事に、何でもドキドキ・ワクワクを何倍も楽しめたのだとしたら、生きているうちに見られるとは思っていなかったリアルなCGグラフィックや、AI、車の自動運転の実現まで、見られた1970年生まれは、本当に、SF映画や、SF児童書の世界を、全て現実に見る事が出来て、ほぼ全てを楽しめた丁度良い、幸運な時代に生まれたのだと思っています。
そんな視点と、感覚をもったキヨチ館長が、世の中をドキドキ・ワクワク 楽しませてくれた資料を紹介し、また新たな、ドキドキやワクワクを生み出してくれる人達のヒントや活力につなってもらえれば嬉しく思います。
