2018年11月17日(土)
一条ゆかりトークナイトの応募に当選した。
以下の3回に分けて行われるトークショー。
やはり、一番人気のある回は「有閑倶楽部」が入っている第2回かと予測される。
そして、私が応募したのも、その第2回目のトークショー。
定員60名に対して、なんと、833名の応募があったそうです。
一生分の運を使い果たしたような気がしてしまう。
・第1夜☆10月20日(土)
信念を貫いた「デザイナー」、嫌いな女性像を描いた!?
「砂の城」を中心に、デビューから人気漫画家になる までの心境を語る。
・第2夜☆11月17日(土)
「有閑倶楽部」「正しい恋愛のススメ」を中心に、大ヒット作誕生秘話!?
・第3夜☆12月8日(土)
聖書に挑戦した「天使のツラノカワ」、金字塔となった「プライド」などを中心に、漫画家として走り続けた50年を振り返ります!
朝10時から受け付け開始だけど、埼玉県から10時に着くのがキツかったので、お昼12時に整理券を取りに行く。
遅かったかなと思ったけど、それでも8番と9番の番号が取れたのでラッキー。
一緒に行く知り合いと待ち合わせ、そのままトークショー開始の17時半になるまでの時間つぶしに中野の「まんだらけ」へ
余談ですが、いつも、この通路の低い天井を見ると上野駅に来たなと思います。
「まんだらけ」に行くと、私は、いつも、ほとんど「まんだらけ海馬」と、「まんだらけマニア館」しか見ていない。
久し振りの「まんだらけ海馬」でSF系児童書の本棚を見ていたら、なんと!
10年以上探しても見つからなかった盛光社の「創作S・Fどうわ」シリーズの「森の中のペガサス」を発見!
さすがの私も本物を初めて見たので感激。
この激レアでマニアックなSF児童書が、ここ最近、AmazonのKindleになっていたのを見た時は驚いた。
この「創作S・Fどうわ」シリーズの中には(作)筒井康隆&(絵)馬場のぼるの「かいじゅうゴミイ」。
(作&絵)石森章太郎の「あしたのあさは星の上」もある。
このシリーズの中で、他は見た事はあるけど、この「森の中のペガサス」だけは見た事もなかった。
当然、買った。
あと、買った児童書&絵本は以下のもの
・「ほしいほしい小僧」
(作)前川康男 (絵)油野誠一
「ほしいほしい小僧」は、あの素晴らしいSF児童書「奇跡クラブ」の作者、前川康男に、
児童書の表紙絵を独特の絵で彩るので大好きな油野誠一とのタッグで素晴らしい。
SF小説に例えると星新一&真鍋博のようなタッグに感じる。
・「三つのミルクコップ」(作)香山美子 (絵)古谷洋
「三つのミルクコップ」の作者、香山美子は、「創作子どもSF全集」で、「宇宙バス」と「プラスチックの木」を書いた人。
・「さらわれた おにんぎょう」(作)はまだひろすけ(絵)さくらいまこと
表紙とタイトルを見て谷川俊太郎の「なおみ」のイメージが頭の中を駆け抜けた。
「さらわれた おにんぎょう」は、早大童話会を立ち上げた「浜田広介」の作品。
「ひろすけ童話」で有名な童話作家界の重鎮。
そのまま「タコシェ」に行き、これを見て思わず買ってしまった
「ニホン ナツカシ タイゼンシリーズ 日本 昭和トンデモ児童書大全」
昭和の自販機やアイス、などのムック本を一気に出している辰巳出版が出していた。
そのまま「まんだらけマニア館」に戻り、気になっていた
「トルコ星座の男たち」を買う。
これは、以前にタコシェで買おうとしたら、既に売り切れていて心残りだったマンガ本だった。
入手出来て良かった。
つけ麺の名店「若葉」で、つけ麺でなく中華そばを食べてから弥生美術館に戻る
一条ゆかり展と連動して作られた隣接の喫茶店で頼める有閑倶楽部のラテアートを一緒に行った知り合いが頼んだ。
私は、既に前回と前々回も、これを頼んでいたので、今回は普通にミルクティーにした。
ちなみにラテアートは、好きな絵柄は選べないので悠理が出てくるかは運次第。
付いてくるお煎餅は当たりがあるようで当たりは金粉が付いているらしい。
私は、当たった事があります。
トークショーは、一階で整理番号によって複数列に分かれ。
私と知り合いは8番と、9番で1番最初の列に入れたので、一番に2階の会場に通された。
好きな席に座って良いとのことで、私と知り合いは一番前の一条先生の目の前に座れたのでラッキー。
2列目、3列目と、お客さんが2階に案内されていき、会場の席は埋められた。
みんな先生が出てくるのをワクワクして待っている。
担当学芸員から、今回、833名の応募に対して60人なので約10倍以上の倍率だったと説明があり、客席がワッと、どよめく。
先生が拍手の海の中、登場。
担当学芸員さんの紹介の後、一条ゆかり先生のトークが始まるかと思ったら、私の方を見て、「目力のある男性が私をジッと見ている」と言われたので
( ̄〇 ̄|||)ガーンとなった。
確かに、ほとんどのお客さんが女性だったけど、男性も数人はいた。
でも、確かに一番前の方の席に男性は、私と私の知り合いだけだったので目立ったのかもしれない。
そして、珍しく真剣にトークを聞こうとして前のめりで凝視していたので怖い顔をしていたのかもしれない。
思い出したのは、深夜食堂の作者、安倍夜郎先生と初めて会った時にも、「目力が凄い」と言われたのを思い出した。
普通にしているだけなので私自身は、意識してやっている訳ではないが、やはり、第三者から見ると、そう見えるのだろうかと思った。
トーク中の先生は、サバサバしている上に、みんなを笑わせながら話しをするのが上手で、みんな夢中になって聞いていた。
最後に質問コーナーがあり、ジャンケンで勝った10人くらいが質問出来るというシステム。
アイコと負けの人はダメなので、勝った人だけが勝ち残るルール。
先生は最初にチョキを出した。
私も知り合いもチョキを出したので一回戦敗退。
一回戦で、ほとんどの人が負けて、丁度10人くらいが勝ったので、その人達が質問できる権利をもらった。
質問内容は、有閑倶楽部の続編は出ないのかとか、先生と同じものが欲しい、同じ事がしたいから好きなお店や食べ物を教えて欲しいとか様々だった。
東北や遠方から親子で来た人たちも居た。
先生は、一人一人に丁寧に答えてくれたので終了時間をオーバーして終わった。
ファンは、みんな大満足のトークショーとなった。
一条ゆかり先生がトークの最後の方で、身内を招待したかったけど、本当に応募して抽選で当たった人しか入れないので参加させられなかったというような事を言っていたので、本当に今回、来られた人達は自分も含めて幸運だったなと思う。
終わって外に出ると黒い車が停まっていたので一条先生の迎えの車のようだった。
ファンには出待ちをしている人たちもいた。
私と知り合いは、大満足で弥生美術館を後にしたのだった。
会場は撮影・録音禁止だったのでトークショーの写真は1枚もないけど、取材が来ていて写真や動画を撮っていたようだったので、そのうち一部公開されるのかもしれない。
一条ゆかり展は、前期・中期・後期と、展示物が入れ替えられ、3回楽しめる。
現在(2018年11月17日時点)では、中期の展示内容となっている。
前期:2018年9月29日(土)~10月28日(日)
中期:2018年10月30日(火)~11月25日(日)
後期:2018年11月27日(火)~12月24日(月祝)
一条ゆかり展が2018年内で終わり、2019年1月から3か月間の展示は、「バロン吉本展」の開催となる。 (2019年1月3日(木)~3月31日(日))
担当は、去年の、あの滝田ゆう展の担当学芸員さんのようなので、期待できるかもしれない。
少なくとも、ここのところの弥生美術館の展示は、面白いもの続きで目が離せないと感じる。