2024年5月18日更新
現在、皆様に楽しんで頂いている「キヨチ博物館」は、元々、博物館として始まった訳ではありません。
「次、ナニ集める?」という中古品買取販売・ネットオークション委託出品販売の館長の趣味の副業としていた作業場&倉庫に、
これまで個人で集めたモノを、販促や集客、サイトの画像作成や資料として運営上、貸し出す形で所蔵し、知り合いや、取引先の人にのみ、遊びに来た時に見せていました。
あくまで作業場&倉庫であり、博物館ではありませんでした。
内容的に面白いものや、楽しいものが多く、このまま自分だけが見て楽しんで終わらせるには惜しい内容なので、もっと多くの人に見せた方が良いというご要望を、見た人の多くから頂きました。
そこで、防犯カメラを8台取り付けた上で、倉庫の一部だけを改装し、展示コーナーを作り、2022年11月13日に知り合いを中心に抽選受付を始め、2022年11月20日から最初の開館をしましたが、この冬の極寒の寒さで、来たお客さんが寒さに耐えられなく、来ても可哀想だと判断し、同年2022年末をもって、一旦、閉館しました。
キヨチ博物館は、町工場の跡地を借りており、天井が非常に高く、よって空間面積がとても広く、冷暖房は効きませんし、これを効かせるには非常に高い経費がかかるので大赤字となり、利益がない中で相殺が不可能なためです。
また、この際に、あくまで倉庫が中心で、博物館はオマケという考え方で、倉庫の一部を使って始めたものの、博物館として期待される方が多かったためか博物館スペースが狭いというガッカリされる意見がありました。
冬の閉館の時点で、経費の方が大きく、赤字で終わっていましたが、要望を受けて出来るところまでやってみようと覚悟を決めて奮起し、大量の什器や備品を毎月、少しずつ買い集めて展示スペースを広げていきます。
これにより、作業場&倉庫の利用を中心にしてきた形から、博物館を中心に大きくスペースを取り、逆転させる作業に入りました。
各種作業や施工も、人に頼むと経費が高くつくので、ほぼ一人で行いました。
この間、他の事が出来ず、副業も止めたので副業収入もゼロになった中で、支出だけが増え続けました。
町工場跡地で広さだけは広くテニスコート一面分くらいはあるので、通常は1つ買えば済むようなものも、5個や10個買わないと間に合いません。
当時、聞かれた時に、計算した時の例えで言っていたのが、「例えば入場料千円もらうのに、10万円の経費をかけている感覚だ」と答えていました。
自他共に、一番心配していたのは、この当時の倉庫の外壁がトタン板だった点です。
そして、キヨチ博物館を、公に公開出来なかったのも、抽選に当たって来館する人以外には場所を公開しないできたのも、大きな要因は、このセキュリティーの低さでした。
この点も、管理人さんや大家さんのご協力があり、キヨチ館長が大量に買い集めてきたサイディングを使用し、脆いトタン板から頑丈なサイディングに改装されました。
また、現状の防犯カメラ8台の稼働環境から、追加で8台を追加購入し、16台となりました。
冬の閉館から約一年かかっていた大きな改装も、10月26日(工期10/24-10/26)にサイディング工事にて完了。
但し、トタン板は昭和感があって良いので、建物の内側に残してもらったので、博物館内部からは、当時のトタン板を見られる状態です。
また、内部も昭和の町工場の廃墟感のままなので、昭和の廃墟感の雰囲気はそのままです。
2023年11月18日(土)に、チラシを配ったご近所の住民の方々のみプレオープン招待。
(館長自身が歩いてキヨチ博物館に近い近所の家から配り始めてチラシと招待券のセットになった80枚ちょっとをポスト投函と手渡しをして周りました。)
翌11月19日(日)より、一般公開することで再開館し、現在に致ります。
謝辞
ここまで、多くの方々の善意や協力に助けられてきました。
支えてくださった全ての方と、法人様に感謝致します。
特に、群を抜いて大量の什器やレトロなモノをご寄贈頂いた「不要品回収業 エコット熊谷」様には非常に様々なお力添えを頂きました。
当博物館の10個近い展示ガラスケースもエコットの社長様よりご寄贈頂いております。
エコット熊谷(X(旧Twitter))
https://twitter.com/ecotto8
開館から、毎月の経費が相殺出来た月は無く、毎月の赤字を館長の財布から補填し続けながら運営を継続している状態ですので、いつまで続けられるかは分からないですが、社会貢献、地域貢献としても可能な中で続けていこうとは思っています。
これには、ボランティアスタッフの力添えなくして、開館日を増やすことは出来ませんでした。
支えてくれているボランティアスタッフには感謝しかありません。
ここまで、ご来館の際にお預かりする皆様からのご寄付、様々なご寄贈やお力添えを頂いてきた多くの方々の善意のお陰で運営出来ております。
当館を支えて頂いている皆様には、ここに改めて、重ね重ね心よりお礼申し上げます。